
生命の誕生から
十月十日母から現世に生まれ出た時は
一人ではなにもできません
親の無償の愛を受けて乳をもらい
下の世話をしてもらいながら育っていく。
成長し大人となり年を重ねる
そして、生まれしものはいつか亡くなる
人生の終焉を迎える時は
まさに赤子に戻って旅立つと言われる
ここ数か月食事の量が日に日に減り
眠る時間が増えてきた
人が終末を迎える準備として
口からの栄養を欲しなくなり
赤子が寝てそだつように寝る時間が増える
8月13日の義母の二七日の中陰法要の
準備をしているまさにその前日12日に
母は静かに眠るように旅立った。
お盆とコロナと焼き場の都合で
通夜が15日 葬儀が16日と
随分長くの間を見守ることに。
初七日はお寺でして頂けたことが
ありがたいことでした。
母の魄から魂が離別した今
目に見えない心=魂は
自分の中で永遠のものに
なったように思えるのです。